雑誌に名前が載っていたのでかなり気になっていた選手でしたが、初めて見た感想は以下の通り。気持ちクローズに構えて、グリップを耳の高さにセットし、ヘッドを動かしながら、投手が腰を落とし始めた後から膝を引き上げて回し込んで気持ちクローズに踏み込むスタイル。グリップの内への移動は許容範囲内です。
インサイドは変化球なら引っ張りきれますが、高めの135㌔くらいのストレートにはやや詰まってしまうのは残念。打ちに行く際に、腰の開くタイミングは早いものの、膝は開かず、踏み込んだ足での踏ん張りはまずまずです。外の変化球はライトに叩けます。
頭の高さは変わるのでミスショットも出てしまいます。振り切ってくるスイングはまずまずだと思いますが、怖さは感じなかったです。足は遅くは無いですが、売りに出来るのかどうかはサンプルが無く不明です。
守備範囲はかなり広く、肩も良いのですが、三遊間の深い当たりに正面に無理やり入ろうとしてぎりぎりセーフとしてしまったのはどうなのか?
無理なく逆シングルで捕球できるようになりたいものです。
と言う事で、元名電の中村監督がこの高校のアドバイザーをしているようで、かなり買っている選手のようでしたが、確かに全くの無名の選手にしては面白かったです。大学では、欠点を矯正して、守備は外野手に転向のようですので肩を生かして守備も売りに出来るようになれば、面白いのではないでしょうか?4年後に期待したいものです。 |