小野郁(西日本短大付)

ノーワインドアップから、膝を内に引き上げて溜めて、ショート方向に足を向けて、軸足のクッションを利用？して（どうも軸足の股関節にきちんと体重が乗っていないように思います）、インステップして、テイクバック大きく、オーバースローから投げ込んでくる。

左腕の使い方は悪くないものの、引き込みは早い。捻転差は維持しようとしており、着地も遅らせようとするものの、やや早い。

テイクバック大きいので、着地が早いことも相まって上体も必要以上に遅れて顎も上がって開いてしまうものの、肘は鋭角に使ってきますが、かなり故障する可能性が高いフォームなのでケアに十分注意したいですね。

フィニッシュでは、インステップによって腰が詰まって、首を振って、グラブは後ろに流れて、体勢を崩すケースも見られました。

牽制を入れて、クイックもまずまずしてきます。

球種的には、MAX１４３㌔のストレートと、落差のあるカーブと、縦スラは確認。

ストレートは、コンスタントに１３５㌔を超えてきますし、変化球も１年生にしてはまずまずでした。

コントロールも纏めては来ましたが、甘いのも散見されました。

という事で、資質的には良いものを持っていますので、欠点を矯正して行ければ面白いのではないでしょうか？

何とか故障せずに上手く育ってほしいものです。