黄本 創星(木更津総合)

伸びのあるストレートは常時135キロ前後、最速で140キロ前後を記録する。変化球では縦のスライダー（115キロから120キロくらい。）が軸で時折緩いカーブを織り交ぜる。

卒業後は早稲田大学野球部にスポーツ推薦で入学が決定した。

ランナー無しでもセットから、膝を腰の高さに内に引き上げて、サード方向に足を伸ばして、軸足のクッションを利用して、インステップ気味に、スリークウォーターから投げ込んでくる。左腕を下から上に使って、引き込みが早い。捻転差に当初から乏しく、腰が開き気味に、着地も早い。

テイクバック大きくは無いものの、着地が早いので上体も必要以上に遅れて開いてしまうものの、肘は鋭角に使ってきます。フィニッシュでは、インステップによって腰が詰まって、首を振って、グラブを後ろに引くタイプです。

クイックはしてきます。

球種的には、MAX１４７㌔を計測したストレートと、１１０～１２０㌔台の縦スラと、９０㌔台のカーブと、１２０㌔台のシンカーは確認。ストレートは確かに速くなったのですが、質的には空振りを取れる程では無かったですが、変化球はまずまずの代物だったと思います。

コントロールも纏めては来ましたが、甘いのも多く、開くので球が見やすく結構簡単に打たれるケースも多かったです。

という事で、球自体は徐々に進化はしていましたが、欠点はあまり変わっていませんでしたので、育成の上手な大学に進学して欠点を矯正していければ、多分１５０㌔台中盤までスピードもアップするでしょうから面白いのではないでしょうか？

４年後に期待したいものです。