秋田千一郎(市立岐阜商)

最速143キロ。2年夏の多治見工戦では13奪三振完封。

左投げオーバースロー。秋田監督の息子。身長１８５センチ。まだ生で観てはいませんが岐阜県大会で初戦で先発、しかも打 順は４番。報道・知人の情報によれば直球の球速は最速１４０キロ台。ただし変化球のコントロールがまだ甘く、課題も多いとの事ですが、素材としては良いも のを持っているようです。

情報提供：アマチュア野球通信　バンジーさん情報

わざわざかなり遠い球場まで遠征したわけですが、初めて見た感想は以下の通り。小さく振りかぶって、膝を内に引き上げて、上体が１塁側に傾いて、セカンド方向に軽く足を向けて、軸足のクッションを利用して、インステップ気味に、スリークウォーターよりも上から投げ込んでくる。

右腕の使い方は悪くなかったですし、引き込みもまずまず抑えられています。捻転差も維持しようとしているものの、着地は早い。ステップ幅が身長の割に狭いように感じましたね。テイクバック大きくないものの、着地が早いので結果的に上体も必要以上に遅れて開いてしまうものの、肘は鋭角に使ってきます。

フィニッシュでは、インステップによってやや腰が詰まって、膝が割れたりは無かったですが、首を振って、グラブは後ろに流れてしまいます。牽制を入れて（数種類あり）、クイックもしてきます。球種的には、MAX１３５㌔弱くらいのストレートと、カーブと、スライダーは確認。ストレートはＡＶ的には１２０㌔台で、カーブは落差があって良かったですが腕の振りが緩むのは？

右打者の外のストレートは良かったですが、大したことの無い左打者に粘られていたのは？コントロールに関しては、軽く投げている割には四球が多かったです。打撃にも秀でたものはありますが、甘いと飛ばしてくるのですが、基本的には好打者タイプだったので、将来性は投手です。

という事で、フォーム自体には大きな欠点があるわけではないですが、故障明けだったのか？ストレートが遅すぎてガッカリでしたね。まあ資質的には良いものがありますので、大学で欠点を矯正してストレートももっともっと磨いていければ化けれると思います。４年後に期待したいものです。