小さく振りかぶって、膝を内に引き上げて、ショート方向に足を伸ばして、軸足のクッションを利用して、略オーバースローから投げ降ろしてくる。左腕の使い方は悪くは無いものの、引き込みは早い。捻転差は維持しようとしており、着地も遅らせようとしてくるものの、やや早い。
テイクバック大きくは無いものの、着地が早いので上体も必要以上に遅れて、顎も上がって開いてしまうものの、肘はまずまず鋭角には使ってきます。フィニッシュでは、膝が割れたりは無いものの、首を振って、グラブは遊びがちに後ろに少し流れてしまいます。牽制を入れて、クイックもしてきます。
球種的には、MAX139㌔を計測したストレートと、110㌔台のカーブのような縦スラと、110㌔台の小さめの縦スラと、100㌔台のカーブと、110㌔台のツーシームは確認。ストレートは、角度は中々ですし、昨夏は133㌔までしか出ませんでしたが、まずまずスピードは伸びたと思いますし、変化球は昨夏はカーブのような縦スラしかなかったですが、小さめの縦スラやツーシームを覚えた事によって、投球に幅が出たと思います。
コントロールも纏めては来ましたが、甘いのも散見されました。
と言うことで、一冬の間に少しずつ進化はしていますし、今後更に欠点を矯正して行けると面白い投手に脱皮できるのではないでしょうか?
今後の更なる進化に期待したいものです。 |