昨年の甲子園でも気にはなったのですが、伝わってくるものが薄かったので何も書かなかったのですが、センバツでは成長した部分もありましたので感想を。略スクエアに構えて、膝でタイミングを計りながら、グリップを顎よりも下の高さにセットし、ヘッドを動かしながら、投手が腰を落とし始めた後から下半身を始動してホーム方向に爪先をついて、リリースポイントから軽く足を浮かせて踏み込むスタイル。グリップを上げるタイプですが、内への移動は許容範囲内です。
ただ、インサイドには肘の畳み方も甘いようで現状詰まってしまうのは残念。打ちに行く際に、腰の開くタイミングは早いものの、膝は開かず、踏み込んだ足での踏ん張りは足りないケースも見られました。外のストレートはレフトに叩けますし、藤浪からのレフトスタンドへのHRは中々でしたね^^縦スラに関しては、膝は使っては来ますが拾えるほどでは無かったですが、きちんと見極めはできていましたし、甘いと打てるようです。
頭の高さはやや変わるのでミスショットも出てしまいますが、ボール球には手を出さないですし、ファールで粘ってじっくり四球も選んできます。シャープに振り切ってくるスイングはまずまずだと思います。守備範囲はちゃんと見た試合ではイージーなものしかなかったので、肩とともに不明ですが、足を見ると守備範囲は広いのだと思います。
足は50m6秒1とドラフト候補の中では平均的ではありますが、大きくリードを取ってバッテリーにプレッシャーを掛けながら、モーションを盗むのも上手いようで、スタート良くきっちり盗塁を決めてきます^^ただ、ストレートの際に走って刺されたケースがありましたが、この辺りはもっと精度を上げたいですね(この部分の精度が上がれば、足はプロでも食える代物だと思います)。
走塁に関しては、ショートゴロで飛び出して刺されるチョンボもあるのですが、打った打者がセカンドに到達するまで時間を稼いできますので、この辺りも最低限の仕事はしてきますので好感です。またセーフティーバントも上手いです。と言うことで、旬の時期ではないのですが、個人的には肩がプロでも売りに出来るなら、本人がプロに絶対行きたいと考えているなら、即プロで毎日野球漬けの生活を送らせた方が早く伸びるように思いましたが、まあこの辺りはスカウトの好みもありますので。
まあ、どんな結果になろうとも、肩さえ売りに出来るなら時期は別としてプロに行けると思いますので、夏までの更なる技術的進化に期待したいですね。 |