明治神宮で少し見て気になっていたのですが、センバツの感想は以下の通り。ノーワインドアップから、膝を内に引き上げて溜めて、セカンド方向に足を伸ばして、腰を落として、スリークウォーターよりも下から投げ込んでくる。右腕の使い方は悪くないものの、引き込みは早い。捻転差は維持しようとしており、着地も遅らせようとしてくるものの、やや早い。
テイクバック大きくないものの、着地が早いので上体も必要以上に遅れて開いてしまうものの、肘は鋭角に使ってきますし、肘から先をまあまあ立てて使えるタイプです。フィニッシュでは、膝が割れてから突っ張って、首を振って、グラブを後ろに引くタイプです。この腕の位置で投げるのであれば、グラブの抱え込みは必須です。クイックはしてきます。
球種的には、MAX135㌔を計測したストレートと、110㌔台のスライダーと、100㌔台のカーブと、110㌔台のスクリューは確認。いずれもまずまずですが絶対的な代物ではなかったです。コントロールも纏めては来ましたが、甘いのも多かったですね。で、気になっていたのは打撃ですが、以下の通り。
クローズに構えて、グリップを顎よりも下の高さにセットし、ヘッドを動かしながら、投手が腰を落とし始めた後から膝を引き上げて回しこんでクローズに踏み込むスタイル。グリップを上げて、内への移動も見られます。観戦日はインサイドのサンプルが無かったので、捌けるのかどうかは不明ですが、厳しいのでは?
打ちに行く際に、腰の開くタイミングは早いものの、膝は開かず、踏み込んだ足で踏ん張って、軸足を後ろに引くタイプです。外のストレートはライトにきっちり叩けます。低めの変化球には、膝を柔軟に使ってライトに叩いてきます^^頭の高さは変わるので、ミスショットも出てしまいます。ヘッドを立てて振り切ってくるスイングは中々ですし、左投げ右打ちですので、左手を自在に使えますので、ミートセンスはかなり秀でていると思います。
足は遅くないですが、売りに出来るのかどうかは不明です。と言うことで、まあ小柄ですが左腕でもあり投手として伸びる可能性もあるとは思いますが、左投げだけに守るポジションは外野に限定されますけど、インサイドを打てるようになって、肩は投手ですから良いのでしょうがコントロール良く刺せる肩に進化させれば、将来性は野手だと思いますね。かなりの打撃センスをしていますので、将来的に外野手としてプロを狙ってほしい選手です^^ |