この投手は運悪く見れなかったのですが、2010年の動画を見たので感想を。
ランナー無しでもセットから、膝をゆったり腰の高さに内に引き上げて、ショート方向に足を伸ばして、軸足のクッションを利用して、略オーバースローから投げおろしてくる。左腕を下から上に使って引き込みは早い。捻転差は維持しようとしているものの、着地は早い。テイクバック大きくないものの、着地が早いので且つ腕を引き上げるタイミングが遅れてしまい、顎も上がって開いてしまうものの、肘は鋭角に使って来ます。
フィニッシュでは、膝が割れて、首を振って、グラブは後ろに流れて、体勢を崩したりも見られました。ランナーのいない際のピッチングだったので、牽制やクイックは不明です。球種的には、MAX147㌔と言われるストレートと、縦スラと、カットボールと、フォークは確認。ストレートは確かに速く威力もありましたが、開くのでカットボールの曲がるタイミングが早いのは残念ですし、変化球はいずれも絶対的なボールでは無かったです。コントロールはかなりアバウトのようで、粘られて四球を出してしまいましたし、甘いのも非常に多かったです。
★まとめ
まあ、動画なので良くわからない部分が多く、且つ昨年の動画では無かったですけど、旬の時期では無いのは間違いない所です。巨人はフォームに変な癖が無い部分と、ストレートが速い部分と、21歳と若い部分を買っての指名なのでしょうが、正直巨人にはタイプが似た投手が異様に多いのでねえ。素材としては素晴らしいのは良く理解できましたが、アイランド3年目でしたが年々防御率が悪くなり、昨年は4点台だったようですし、奪三振率も高い投手のようですが去年は高くなかった部分も気になる所です。
高校時代から評判でしたし、監督も教え子たちの中では歴代NO1と語っていた選手でしたし、打撃にも秀でているとの事でしたので、2年くらい投手としてやってダメだったら身体的な能力の高さを生かして、日ハムの糸井のように野手に転向と言う可能性も加味しての指名なのかもしれませんが、打撃は見てないので何とも言えませんが。折角指名されたのですから何とか生き残って欲しいものです。 |