高校時代から毎年見てきましたが、昨秋の模様は以下の通り。軽く開いて、グリップを耳よりも下の高さにセットし、ヘッドが揺らぎ、投手が腰を落とした所から膝を引き上げて回し込んで軽くアウトステップして踏み込むスタイル。グリップを下げてから上げるヒッチ気味の動きは気になりますが、内への移動はぎりぎり許容範囲内です。
インサイドは肘を畳んで引っ張りきれます。打ちに行く際に、腰の開くタイミングは早いものの、膝は開かず、踏み込んだ足での踏ん張りはまずまずです。左投手のストレートは苦にしないですし、左腕の変化球も見極めてきますが、1年生の際にはレフトにきっちり叩けていたのですが、引っかけがちのケースも多かったのは?145?のストレートにも振りまけません^^
頭の高さは変わるので、ミスショットも多いですが、じっくり球を見極めてくる打席もあるのですが、ボール球に手を出すケースが非常に多いのは?
コンパクトに振り切ってくるスイングはまずまずです。守備に関しては、前への素早いダッシュからのランニングスローも出来ますし、守備範囲も広いですし、スローイングも安定していましたし、肩も良いです。
イップスは克服したようです。足も速い方ですが、昨秋の見た試合では盗塁のサンプルが無かったので売りに出来るのかどうかは不明です。
と言う事で、1年生の際には何も考えずに来た球を天性によって打ちまくっていましたが、学年が上がるにしたがって、絞り球を決めて打席に入るようになったようですが、読みが外れるケースも多いようで、読んだ球が来た際にはボール球にも手を出してしまうので、本来この選手が残せる打率からは程遠い打撃内容となっているように思われます。
と言う事で、資質的には六大学の中でも抜けていますので、甘いボールに頭の高さが変わらないようになり、きっちり球を見極めてボール球には絶対に手を出さないようにしていければ(四球でも良いとの割り切りが重要)、5割以上は打つのではないでしょうか?昨秋の段階でも真のドラフト候補でしたが、春にどのくらい頭の進化が出来たのかどうかを取り敢えず見たいですね。 |