昨秋も見てましたが、センバツの模様と合わせて感想など。ランナー無しでもセットから、膝を内に引き上げて溜めて、ショート方向に足を伸ばして、腰を落として、スリークウォーターから投げ込んでくる。左腕を下から上に使って、引き込みは早い。捻転差が解けるタイミングが早く、着地も早い。
テイクバック大きくないものの、着地が早いので上体も必要以上に遅れて開いてしまうものの、肘は鋭角に使ってきます。フィニッシュでは、首を振って、上体が一塁側に倒れて、グラブは遊びがちに後ろに流れてしまいます。クイックはしてきますし、センバツでは殆ど投げなかったですが、牽制は本来上手です。
球種的には、MAX136㌔を計測したストレートと、100㌔台のカーブと、110㌔台の縦スラは確認。ストレートは昨秋の段階で138㌔を計測していましたが、まあ1月に腰を痛めて投げ込み不足だったらしいので、昨秋の方がフォームがダイナミックでしたし、ボールに勢いもありましたし、腰を庇って本来の投球が出来なかったのは残念です。
コントロールも纏めては来ましたが、甘いのも多かったです。と言うことで、昨秋は同僚の市川が先発し、この投手が抑えのゲームが多かったのですが、腰痛は癖になると厄介ですので、きちんと完治させて、フォームの欠点を矯正して、肉体的なキャパにも恵まれていないですので、短いイニング専門の投手として進化していければ、将来的に面白いのではないでしょうか?今後の進化に期待したいものです。 |