名前は聞いていましたが、初めて見た感想は以下の通り。ノーワインドアップから、膝を内に引き上げて溜めて、ショート方向を蹴るようにして足を伸ばして、軸足のクッションを利用して、インステップして、スリークウォーターよりもかなり下から投げ込んでくる。左腕を低い位置で使って、引き込みは早い。捻転差は維持しようとしているものの、着地は早い。
テイクバック大きくないものの、着地が早いので上体も必要以上に遅れて開いてしまうものの、肘は鋭角に使ってきますし、肘から先を立てて使えるタイプです。フィニッシュでは、インステップによって腰が詰まって、首を振って、グラブは少し後ろに流れて、軸足の膝を内に絞りすぎて、意識的に軸足を跳ね上げないようにしています。この腕の位置で投げるのであれば、グラブの抱え込みは必須です。クイックはしてきます。
球種的には、MAX145㌔と言われるストレートと、縦スラと、カットボールと、カーブと、シュートは確認。ストレートは、2012年度の神奈川の中ではトップレベルに速かったですし、カットボールは中々の代物でしたね。コントロールも纏めては来ましたが、甘いのも散見されました。という事で、確かに資質的には高いですので、大学で欠点を矯正していければ面白いと思います。4年後に期待したいものです。 |