久保田昌也(龍谷大平安)

開いて、グリップを耳の高さにセットし、ヘッドを動かしながら、投手が腰を落とし始めた所から膝を引き上げて大きく回しこんでクローズに踏み込むスタイル。
グリップの内への移動が見られます。インサイドには、上記欠点とクローズの踏み込みなので詰まってしまいます・・・・・

打ちに行く際に、腰の開くタイミングは早いものの、膝は開かず、踏み込んだ足での踏ん張りは足りないケースも見られました。外のストレートはレフトに叩けます。落ちるボールに対するきちんとしたサンプルが無かったので、膝を柔軟に使ってリストワークによって拾えるのかどうかは不明です。頭の高さはやや変わるので、ミスショットも出てしまいます。振り切ってくるスイングは中々です。

足は遅くないですが、売りに出来るのかどうかは不明でした。守備も無難にこなしていましたが、外野が出来ると良いのですが。

という事で、期待した成長曲線には達しなかったのは残念ですが、根性もありそうですし、資質的にも良いものは持っていますので、大学で欠点を矯正して外野が守れるようになれば面白いと思います。４年後に期待したいものです。

甲子園で感想は既に書いていましたが、予選で１試合捕手をやってましたので、この部分のみ感想を。

通常のキャッチングはまあまあですが、もっとビシっと補球出来るようになりたいものです。ワンバウンドは止めては来ますが、後ろに逸らしたりも散見されました。また、右手を出しっぱなしなのは、ファールチップ対策が出来ていないですね。

リードは相手の弱点は頭に入っているようです。

肩はサンプルが無く不明です。

という事で、捕手としてはまだまだ付け焼刃的な部分がありますが、全く見込みが無い訳では無いですので、大学で自慢の打撃も磨いて、捕手としても死ぬ気で努力していければ、付加価値が付きますので面白いと思います。頑張って欲しいですね。