スカウトの評判がかなり高く、かなーり気になっていた投手でしたが、初めて見た感想は以下の通り。振りかぶって、膝を内に引き上げて、セカンド方向に足を伸ばして、腰を落として、インステップ気味に、テイクバック大きめに、スリークウォーターよりも上から柔らかく投げ込んでくる。体も柔らかそうです。
右腕の使い方は悪くないものの、引き込みはやや早い。捻転差は維持しようとしてくるものの、着地は早い。テイクバック大きいので、着地が早い事も相まって上体も必要以上に遅れて、顎も上がって開いてしまうものの、肘は鋭角に柔らかく使って来ます。
フィニッシュでは、インステップによって腰がやや詰まって、首を振って、グラブを後ろに引くタイプです。牽制を入れて、クイックもしてきます。球種的には、MAX135㌔ちょっとくらい(本来140㌔超は出るようです)のストレートと、落差のあるカーブと、スライダーと、スクリューは確認。
ストレートはコントロールを意識してかなり抑えて投げていましたがかなりノビがありましたし、カーブは緩急もあり中々の代物でしたね。コントロールは、もっと荒れ球の投手を勝手に想像していたのですが、低めに球が集まっていましたし、甘いのもありましたけど、かなりまとまっていました。
精神的にも、沖縄から単身野球留学して名門広陵の中心投手にのし上がりましたし、しっかりしていると思います。
と言う事で、確かにスカウトが騒ぐのも理解できる投手でしたし、2011年度の全国の左腕の中でも3本の指に入る投手だったと思います。大学は、同級生の野手たちは黄金世代となるような人材も集まりましたし、投手には先輩のかなり良いのが揃っていますので、じっくり欠点を矯正して鍛えて行けば、3年生からエースに君臨して相手を圧倒する投手になれるように思います。4年後の進化した姿を見るのが今から楽しみですね^^ |